研修の概要
2日間・全12モジュール・実訓練時間12時間の固定プログラムです。プログラミングは不要で、ブラウザが動くPCがあれば受講できます。
- 研修形式
- ハンズオン研修。講師と一緒に実際の画面で操作しながら習得します。
- 実施形式
- オンライン(Zoom)/ オンサイト出張 / ハイブリッド
- 対応エリア
- オンラインは全国。オンサイト出張は福岡市・北九州市・久留米市・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の九州全県。九州外もご相談ください。
- 期間
- 2日間・実訓練時間 合計12時間(各日6時間)。各日1時間の準備時間は実訓練時間に含みません。
- 対象
- 法人・団体向け 2名から。業種不問。プログラミング不要。
- 前提条件
- 受講者一人ずつにClaudeの有料プラン(Pro・Max・Teamのいずれか)と、ブラウザが動くPC・インターネット環境。
- 料金
- 一律料金。お問い合わせいただければ1営業日以内にご案内します。オンサイトの会場費・講師の交通費は別途ご依頼側のご負担です。
- カリキュラム
- 内容・時間割は標準化された固定プログラムです。助成金活用の要件に合わせて統一した形で提供しています。
DAY 1 — 基礎・業務活用・セキュリティ編
午前にClaudeの仕組みとプロンプト設計、午後に文書作成とデータ分析の演習、最後にセキュリティ2モジュールで社内AIポリシーの草案まで作ります。
Claudeの仕組みと生成AIの基本原理を理解し、プログラミング不要でできる業務自動化の全体像を掴みます。
- Claudeの仕組みと生成AIの基本原理
- ChatGPT・Gemini・Claudeの機能比較と使い分け
- Claude / Claude Coworkのプラン選択の考え方
- プログラミング不要でできる業務自動化の全体像
- 生成AIの得意・不得意を踏まえた活用判断
- 自社に合うプランを選ぶ視点
- 自分の業務のどこにAIを当てるかを見つける力
効果的な指示の構造を学び、業務別のプロンプトテンプレートを作って保存します。
- 効果的な指示の5つの構造(役割・背景・指示・制約・形式)
- マルチターン対話で品質を高める方法
- 悪いプロンプトと良いプロンプトの比較実践
- 業務別プロンプトテンプレートの作成と保存
- 意図どおりの出力を引き出す指示設計
- 対話で出力を修正・改善する技術
- 再利用できるテンプレートの作り方
報告書・提案書・議事録・メール文面など、日常業務の文書をClaudeで作成・改善します。
- 報告書・提案書・企画書・社内規程の生成
- 議事録・会議まとめ・ToDo抽出の即時作成
- メール文面・返信文・お詫び文のトーン別生成
- リライト・校正・文章品質改善の実践
- 文書の下書きをAIに任せる手順
- 用途とトーンに合わせた文面の調整
- 文章品質を短時間で引き上げる技術
CSV・Excelの分析、長文資料の要約、英語資料の翻訳を演習で扱います。
- CSV・Excelデータの分析・グラフ化提案・異常値検出
- 長文資料・論文・契約書の要約とポイント抽出
- 英語資料の翻訳と日本語コンテンツのローカライズ
- 競合調査・市場分析レポートの作成フロー
- データから示唆を引き出す指示の出し方
- 長文を短時間で把握する要約の使い方
- 翻訳・ローカライズの品質を確認する視点
機密情報・個人情報の漏洩リスクを実例で理解し、AIに入力してよい情報と入力してはいけない情報の判断基準を作ります。
- 機密情報・個人情報・営業秘密のリスクと実被害事例
- AIに入力してよい情報・NGな情報の判断基準
- 安全なプロンプト設計とデータ匿名化・マスキング手法
- Claudeのプライバシーポリシーと企業利用上の注意点
- 入力前に「これは出してよいか」を判断する基準
- 匿名化・マスキングの実務手順
- プランごとのデータ取り扱いの違いの理解
AI利用ポリシーのテンプレートを自社向けにカスタマイズし、展開承認フローと監査の方針を設計します。
- AI利用ポリシーテンプレートの配布とカスタマイズ実践
- 部門別リスク評価と段階的展開の承認フロー設計
- ガバナンス・監査ログ・利用状況モニタリングの設計方針
- AIインシデント発生時の対応フローと報告体制
- 自社向け社内AIポリシー草案
- 段階的に展開するための承認フロー
- インシデント時の初動と報告の型
DAY 2 — 実践・Claude Cowork・チーム展開編
ProjectsとCoworkでチームの基盤を作り、職種別の演習と実装課題で実業務の成果物を完成させ、最後に展開ロードマップをまとめます。
業務別のナレッジベースをProjectsで構築し、カスタム指示と社内資料を組み合わせて再利用できる形にします。
- プロジェクト作成・業務別ナレッジベース構築
- カスタム指示(System Prompt)の設計と最適化
- 社内ドキュメント・マニュアルのアップロードと活用
- 複数プロジェクトの管理と業務フロー別の設計パターン
- 業務ごとにナレッジをまとめる設計
- 毎回同じ前提を与えずに済むカスタム指示
- チームで共有できるProjectsの運用
Claude Coworkのアカウント設定・メンバー招待・アクセス権限・セキュリティ設定を行い、組織でナレッジを蓄積・共有する流れを作ります。
- Claude Coworkのアカウント設定と管理者権限の設計
- チームメンバーの招待・役割設定・アクセス権限管理
- 組織ナレッジの蓄積・共有・バージョン管理フローの設計
- Claude Coworkのセキュリティ設定と管理者ポリシーの実装
- 管理者としての初期設定の手順
- 権限を絞ったうえでチームに開放する設計
- ナレッジを属人化させない共有の仕組み
営業・人事・経理・マーケティングの代表的な業務を題材に、それぞれの成果物をClaudeで作ります。
- 営業:提案書・商談議事録・フォローメール・トーク台本の作成
- 人事:求人票・評価コメント・研修資料・面接質問の生成
- 経理:月次レポート・経費集計・予算差異分析の自動化
- マーケ:SNS投稿・LP原稿・メルマガ・広告文のターゲット別生成
- 自分の職種の定型業務に当てはめる手順
- 他部門の活用例から横展開する視点
- 成果物の品質を確認するチェックポイント
出力の品質と安定性を高めるプロンプト技術を学び、チームで共有するプロンプトライブラリを作ります。
- Chain-of-Thoughtプロンプティングで思考プロセスを制御
- Few-shotプロンプティングで出力品質を安定させる
- 長文コンテキストの管理とトークン最適化
- プロンプトのバージョン管理とチームライブラリの構築
- 複雑な作業を段階的に進めさせる指示
- 例示で出力形式を固定する技術
- チームでプロンプトを育てる運用
月次レポート・社内FAQ・採用評価のいずれかの課題、または受講者の実業務を題材に、完成物を作って発表します。
- 課題A:月次レポート自動生成フローの設計・実装
- 課題B:社内FAQナレッジベースの構築とチーム共有設定
- 課題C:採用・評価業務の自動化プロンプトセット設計
- 参加者の実業務を題材にした自由課題で完成物を作成・発表
- 業務フローを分解してAIに任せる部分を切り出す力
- 実業務で動く成果物
- 他の受講者の成果物から得る改善の視点
翌日から動けるタスクリストと部門別のロードマップを作り、Claude Cowork全社展開の計画と成果測定の指標を決めます。
- 翌日から動けるタスクリストと優先順位の設計
- 部門別AI活用ロードマップの策定
- Claude Cowork全社展開計画と変更管理の進め方
- 成果測定KPIの設定と展開計画の完成
- 翌日から実行できるタスクリスト
- 部門別の展開ロードマップ
- 経営層に説明できる成果測定の枠組み
2日間で得られる3つの成果
職種別に扱う業務と対応モジュール
同じカリキュラムを、職種ごとに自分の業務へ当てはめる形で進めます。DAY2の実装課題は受講者の実業務を題材にできます。
| 職種 | 研修で扱う業務 | 対応モジュール |
|---|---|---|
| 営業 | 提案書・商談議事録・フォローメール・トーク台本の作成 | DAY1-03、DAY2-03 |
| 人事 | 求人票・評価コメント・研修資料・面接質問の生成 | DAY2-03、DAY2-05(課題C) |
| マーケティング | SNS投稿・LP原稿・メルマガ・広告文のターゲット別生成 | DAY1-03、DAY2-03 |
| 経理 | 月次レポート・経費集計・予算差異分析 | DAY1-04、DAY2-05(課題A) |
| 総務・カスタマーサポート | 社内FAQのナレッジベース構築と問い合わせ対応の整理 | DAY2-01、DAY2-05(課題B) |
| 経営・企画 | 各部門の情報を集約した役員向けレポート、社内AIポリシー、展開ロードマップ | DAY1-06、DAY2-06 |
お申し込みから実施までの流れ
人材開発支援助成金を使う場合は、訓練開始日の前に計画届の提出が必要です。実施希望日の1か月半以上前にご相談ください。要件はリスキリング助成金のページで整理しています。
カリキュラムに関するよくある質問
Qカリキュラムは自社向けにカスタマイズできますか?
内容と時間割は標準化された固定プログラムです。助成金の要件として、内容・時間割を統一した形で提供しています。DAY2の実装課題では受講者の実業務を題材にできるため、固定カリキュラムのまま自社に直結した成果物を作れます。
Qプログラミング未経験でも全モジュールについていけますか?
ついていけます。全モジュールがブラウザ上のClaudeとClaude Coworkの操作で完結し、コードを書く場面はありません。指示は日本語の文章で出します。事前に準備手順書をお送りし、当日はアカウントにログインした状態から始めます。
QChatGPTなど他の生成AIを使っている社員にも意味がありますか?
あります。DAY1のモジュール01で主要な生成AIの機能比較と使い分けを扱い、モジュール02以降のプロンプト設計・文書作成・データ分析の考え方は製品を問わず使えます。DAY2のProjects・Coworkによるチーム展開と、セキュリティ・社内AIポリシーの設計は、個人でチャットAIを使う経験だけではカバーされない部分です。
Q2日間連続でないと受講できませんか?
連続2日間のほか、DAY1とDAY2を別の週に分けて実施できます。DAY1の内容をDAY2で使うため、間隔は2〜3週間以内をお勧めしています。半日ずつに分ける形は、助成金の要件と照らして相談に応じます。
Q研修後にどのような成果物が残りますか?
業務別のプロンプトテンプレート、自社向けの社内AIポリシー草案、Claude Projectsに構築した業務別ナレッジベース、Claude Coworkのチーム設定、実装課題で作った成果物、翌日からのタスクリストと部門別ロードマップが残ります。